リンヤの旅路

自己満ブログ

VGC2017 反省会



先日行われたJCS、残念ながら僕は満足いく結果が出せずD日程をもって退くことにしました。


率直にいって、死ぬほど悔しかったです。これまでの主戦場であったトリプルバトルが第7世代から消えたこともあり、今年から本格的にVGCルールに力をいれ、レートやオフでもこれまでの自分からすると出来過ぎなくらい満足いく結果が出せていました。バトルロードグロリアではBO3形式の試合も経験し、よりこのルールの面白さにのめり込んでいったため、世界大会へのモチベもめちゃくちゃ高まりました。JCSを迎えるにあたってはかなり早い段階からパーティを考え、メジャーな並び・ポケモンに対して有利をとりやすいように構築した上でサークルのメンバーとも共有して弱点や立ち回りを理解していきました。試運転段階では致命的な欠陥はなく、おおかたのデータもとれたため満を持して本番に臨みましたが、A日程こそボーダーライン近辺まで載せられたものの、他の日程は撃沈なぜ駄目だったのか振り返ってみました。


①オンライン対戦でオフほどの集中力を発揮できなかった


 オフであれば環境上位の情報を新鮮な状態で入手できると思い、WCSルールのオフ会には積極的に参加するようにしました。対戦の際にはきっちりメモをとり、相手のパーティのメンツだけでなく、こちらのパーティに対して何が出てきそうか、持ち物はなんだろうかというあたりをある程度つけるように心がけていました。振り返ってみるとこの点は我ながらよくできていました。


 実際、「こちらのパーティにはカミツルギがいるからウインディはほぼ出てくる、ペルシアン猫騙しを止めつつ致命傷を与えるためにテテフもきそうだ、そうするとこれがまだキツそうだからあとの選出は」とか、「キュウコンウツロイドが同時にいるからどちらかは襷ではない、珠ロイドだとすると耐久にふったウインディも一撃で落とされるかもしれない」など、簡単な例ですがこのように頭を回転させることができていました。6世代にダブルを少しかじった程度ではここまで頭を働かせられることは少なかったのでこれは自分自身の成長と見ていいかな、と思います。


しかし、オフの1戦よりオンの1戦は軽視されがちです。例えJCS予選であっても、オンラインであることには変わりません。オフオン問わず目の前の11戦を集中して乗り切れる人も大勢いるでしょうが、僕にはそれが足りなかった。相手のパーティを見て戦略や選出予想をだいたいたてることは毎試合できていたのですが、「試合中に冷静に持ち物や型を割る」「勝負所で強気な読みを通す」といった点が欠けていました。


 後から思えば、「襷はほぼペリッパーが持っているんだから他のやつは襷ではなかったな」みたいな振り返りがあったりしました。レートでもオフでやっていたような丁寧な立ち回りが必要だったことを再認識させられましたが、反復練習不足でした。


選出時や勝負所で強気な読みを通せるかについては、これはオフの方がやりやすいから仕方ないかなあって気はします。オフに出るような人はある程度構築・思考共に整っているため意味不明な行動をとることは少ないからです。もし疑問な点があれば対戦後に感想戦とかできますし。逆にオンライン対戦は実力もわからない人との対戦なので相手を信用しすぎた場合裏切られる可能性があるので極力安定行動取りたいですよね、たぶん。


 例えば今回使った構築、初手コータスドレディアは全然重くなく、むしろ対応しやすかったため「初手コードレはないだろう、むしろこっちの初手の方がキツいからこっち読みでこの選出するか?」とか考えたりしましたが、相手を信用せずにコードレのケアをした選出をしました。初手みんなコードレでした。こんなモンですね。


②”無欲さ”が足りなかった


たぶん今回の一番の敗因。ここ数ヶ月の自分のレートやオフでの過ごし方を振り返ってみました。 


 S1WCSレート2000到達した時は2000狙うかと最初から意気込んでいたわけではなく、気づいたら2000だった。グロリアラストチャレンジで目標予選抜け、その後は勝ち進めるところまでやろうと考え無心で目の前の対戦をこなしていったらグロリア出場権獲得。といった感じで、僕の場合最初からその目標に行こうと前以て算段立てていたわけではなく、結果が後からついてきた事が多かったです。


 特にオフは日本代表クラスの強者と対戦する機会もそこそこあり、VGC初心者の僕としてはチャレンジャーの精神で臨めていました。「あと3戦残ってるけどここで◯◯さんひいたらキツいな」みたいな事は、頭の中にほとんど入ってませんでした。ただ目の前の対戦を全力でこなす。細かいことはその後考えようといった前向きな気持ちでいたような気がします。簡単に言うとスイッチの切り替えがうまくできていたんですね。勝っても負けても次の試合に集中すればおのずと結果はついてくるといったアレです。


で、肝心のJCSはというとできませんでした。やっぱり「ボーダー載せるためには3敗まで」「ここまできたらもう負けられない」みたいな雑念が尾をひくことが度々ありました。そしてそのような雑念が頭に残ってる場合くだらないミスを誘発します。明確な数字が求められる大会なので「無欲」を貫き通すことは難しいにしても、気持ちの切り替えがうまくいきませんでした。



構築自体の問題よりもこれらの問題が大きく、失敗に繋がったのかなあという気がしています。


 構築に関しても、若干環境を読み違えて苦手なペルシアンや剣舞カミツルギに蹂躙される試合がいくつかあったため問題はもちろんあったのですが、くだらないプレミで落とした試合がなければ十分取り返せるものだったなあという感想です。


来年のVGCルールに取り組むとしたら心がけから直していきたいですね


 自分の心の弱さ故予選を抜けることはできませんでしたが、このVGC2017ルール、アローラダブルは本当に楽しかったです。初見殺しのZ技やらコードレの眠り粉ゲー、プテラガブの雪崩などクソな要素も当然ありましたがそれらのクソな要素を加えてもやってて楽しいルールでした。日本代表決定戦、世界大会への出場権を逃した悔しさよりも、もうこのルールに全力で取り組む理由がなくなってしまったことが悲しいです


燃え尽きたのでしばらくはポケモン休むと思いますが、もしもこのルールのオフ会に参加できる機会があったらまたしたいですね(全国ダブルも楽しそうだけど)


僕は先に離脱しますが、まだ抜けの目がかかっている人たちのE日程での健闘を祈ります。終わりの見えないこのルールの答えを探し出してください‼︎