S3全国ダブル最高最終2027(10位)リザードンゲッコウガ〜サトシの相棒スタン
S3の構築なので鮮度もへったくれもないですが自作の構築で最終1ページ目のれた記念に備忘録として残しておきます。構築経緯としては
全国ダブルならWCSに比べてテッカグヤやカミツルギが少ない上にガルーラも遅いやつしかいないらしい
↓
テテフが使いやすそう。
↓
でもBは不安だからテテフウインディみたいなノリでテテフランドロスの並びにしよう。
↓
鋼と雨がキツそう。リザードン採用。
↓
ヒードランが重い。このままだとランドロスが消耗してしまうとガルーラヒードランの並びを崩さない。リザードンもSが早いわけじゃないからトリックルームがほしい。
↓
↓
あと色々キツいやつはいるけどそれをだいたい狩れるゲッコウガいれて完成
みたいな感じでした。メタグロスやギルガルドが蔓延ってたのでテテフは思ったより動かしにくいところもありましたが他のアプローチは当時としてはまぁまぁよかったんじゃないかなと思ってます。
メガシンカと600族と準伝を詰め込んだ数値の鬼みたいな構築に出来上がりましたが、そのおかげで無理にメガ枠であるリザードンを出さなくともパワー負けすることがなくなったのでよかったです。
たまたまアニポケで新旧サトシの切り札ポジションを務めたポケモンたちが入ることになったおかげで見た目もよい(?)ざっくりと個別解説
カプ・テテフ@超Z 臆病 HCS
サイキネ シャイン 挑発 守る
構築の出発点。メガメタグロスのように上から縛ってきそうなやつがいなければ序盤で雑にZぶちかまして死ぬまで殴り続けて裏のトリルギミックやリザードンゲッコウガに繋ぎます。ガルーラやリザードンのSラインが全体的に遅かったため鋼にさえ気をつければ比較的動かしやすかったです。挑発は死に際にガルドにうってキンシ封じたりサンダーの追い風や吠えるを封じたりする時に便利。
持論としては、テテフは行動する際には目の前の相手を確実に潰すか、死に際に相手に嫌味をつけて(シャインで全体に削りをいれる、挑発で展開を封じるなど)退場し、跡地にたった味方が動かしやすくなるように行動するのが強いと考えているので構築にはあっていたと思います。闘Zや電気Zで役割破壊する型は全く別の強さがありますが普通のテテフとは別物になるかなと。
ランドロス@珠 意地HAs
地震 雪崩 叩き 守る
WCSやってた時に何度使いたいと願ったか数えきれない最強ポケモン。テテフの耐久補助と不特定多数に負荷をかけるのが役割です。
スカーフやチョッキが主流ですが、Zを使わずにシュカドランを吹っ飛ばしたかったり、レヒレに対して非フィールド下のテテフの超Zと珠雪崩を重ねることで大抵のレヒレを飛ばせることに気がついた(当時は眼鏡レヒレしかいなかったため)ため珠。相手の計算を崩せるため非常に強力でした。
しかし、スカーフの機動力やチョッキの耐久力はなく、縛られやすいためメタグロスやボルトロスの前で動きにくいのは不便でした。あとクレセリアやギルガルドにダメージいれることを優先して叩きをいれましたが目の前でグロパン積んでイキってくるガルーラが後を絶たなかったので馬鹿力の方がよかったかもしれません。
ランドロスの本来の役割は「威嚇をいれながら盤面をコントロールし続ける」「削れた相手の終盤の一掃」が主なものとしてありますが、このランドロスは相手に不意の蓄積を与えて雑に切り、後続につなげていくという切り込みの役割を果たすことが多かったため、ランドロスというよりは「ランドロスの形をした別の何か」って感じでした。
熱風 オバヒ ソラビ 守る
ヒードランいり以外の構築相手にはほぼ全選出する攻撃の軸です。非トリル下でもメタグロスの攻撃を無理矢理耐えて反撃で倒す必要があったため耐久重視。オバヒで面倒なやつを一体片付けるか、熱風で相手全体を満遍なく削るか判断してガンガン殴ります。
デリケートなポケモンですが、裏にバンギラスクレセリアを控えさせてリザードンが死んでも反撃できるように態勢を整えたり、後述のゲッコウガやテテフと並べてリザードンを縛っているポケモンを縛りながら動かすことでカバーできました。構築単位で苦手なランドロスやヒードランのケアをすることも当然ながら、味方で縛り関係を維持しながら動かすことがキーとなるように感じました。これは環境が動いても、どの構築に組み込んでも変わらないでしょう。
バンギラス@弱点保険 勇敢 HAd
雪崩 噛み砕く けたぐり 守る
先発で暴れた後の最後のお掃除役。リザードンにつられて出てきたヒードランやボーマンダに強いだけでなく、不特定多数のポケモンを倒すことができるスペックを持っています。フィールドの導入によりモロバレルが弱体化されたことや、カプが台頭したことによりマジカルシャインで弱点保険が発動しやすくなったことが追い風となり間違いなく相対的な強化を受けたポケモンです。
6世代トリプルで弱点保険バンギラスを組み込んだ構築をいくつか見かけたことからアイデアを得たため実験的に使用したところマジカルシャインや濁流、大地の力などでめっちゃ発動するためお手軽にA2段階upのバケモノを作り出せました。(同時期に2ROM2000達成した最強のリザードン使いであるふるーるさんも弱点保険バンギラスを使って結果を残されているため強さは折り紙つきです)
ちなみに弱点保険発動後の手助け岩雪崩は岩Zを2体にぶち込んでいるのと遜色ない火力を叩き出せます。楽しかった。
クレセリア@ウイ 生意気 HD
冷ビ トリル 手助け 毒毒
これもまたWCSやってた時に使いたい使いたいと何度思ったかわからない最強のトリル使い。(最近はガルドのZで飛ばされやすくなってるのでポリゴン2の方が安定する説もありますが…)トリックルームへの依存度がそこそこ高い構築なので、耐久にがっつり割いて確実にトリル起動します。HDにほぼ特化することでサザンの悪Zですら耐える(キモい)
バンギラスのAを下げるために何度も後投げされるであろうランドロスを交換読みでぶち当てて飛ばすための冷ビは切れませんが、サイキネはいらないと判断して味方の補助に回しました。瞑想クレセを潰す毒に加え、手助けがとにかく強かった。テテフのZを手助けして非フィールド下でレヒレを飛ばしたり、リザのオバヒを手助けして相手のクレセリアを飛ばしたり、バンギの雪崩の削り要素を補助したりと、かなり使い勝手がよかったのでもっと使われていいと思います。ポリ2との重要な差別化要素でもありますし。
別の構築で使った時は、コケコクレセリアと繰り出して、ボルチェントリルを匂わせながら手助け電気Zをかまして数的有利をとりつつ時間差でトリルをはるといったフェイントもかけられます。
初動で相手の様子を見てからトリルをはるといった行動が許されるトリル使いはクレセリアくらいのものなので、やはり頭一つ抜けていると感じました。
ゲッコウガ@スカーフ 無邪気AS
冷ビ 雪崩 ダスシュ けたぐり
構築に最後の補完として入ってきた影のエース。ここまででキツいコケコ・スカーフテテフ・ランドロス・バンドリマンダを奇襲で倒すために入りました。役割対象が皆早いためそれを上回るためスカーフをもたせました。一貫性のある技が少ないため拘るデメリットは少なくないですが、意識の外から相手を狩るという役目はしっかり果たしてくれました。
役割対象を狩るための冷ビダスシュけたぐりは確定。なぜ雪崩を仕込んだかというと、こちらのリザードンが遅いためトリルをはる前の相手のリザードンがキツかったり、どうしようもない時に怯ませて相手を止める切り札として使えたからです。特性のおかげでそこそこの削りにもなり、舞ったウルガモスや下手な追い風下のポケモンより早いため奇襲として大変役に立ちました。
リザードンを縛ってくるランドロスやコケコをゲッコウガで縛り、ゲッコウガの攻撃が通りにくい鋼タイプはリザードンで焼けるため2体の攻撃面での相性は抜群でした。ゲッコウガ自体のスペックも高く、もっと採用されてもいいのではないかと思うところはありますが、選出した時に命中不安のダストシュートに頼らなければいけないことが懸念材料なのでしょうね…。僕は、「ゲッコウガを出す時は他の5体ではどうしようもない時の切り札」と認識していたので選出率もそこまでなく、今回は技外しに悩まされることはあまりありませんでした。補完はともかく、主軸にするとやはり脆さや命中不安が裏目にでることが多いのでしょうね。