VGC2020 振り返り
流行に乗りたかったのと、意外とこういう振り返りってやったことなかったなーって思ったので。今年はかなり全体通して真面目に(?)取り組めたし忘備録としてこれまで使った構築の振り返り記事を書きます。中身にはあまり期待しないでください。
①ランクバトル シーズン1使用構築(最終20位)
剣盾の自作構築第一弾。ドサイドンがめちゃくちゃ強かったのでとにかくドサイドンを通すことに特化した。ミラーをとるために鬼火サマヨール+身代わりウオノラゴン。トリルするのが難しい時はダイマトゲキッスのダイジェットにウオノラゴンを乗せるのがなかなか強かった。トゲキッスはキッスサマヨって並べたて指トリルした後にヒマにならないようにピントレンズを持たせたらいい感じだった。当時はネタだと思っていたが、普通に最強ポケモンだったというね。
ギャラドスやトリトドンがキツいことを除けば強かったと思う。この時くらいから「強力な水タイプが覇権をとるのではないか」と感じていた。
②てんのめぐみオフ使用構築(Best8)
サイコシード両壁イエッサン+リリバ欠伸ニンフで相手のダイマックスを枯らしてから、こちらの後発のダイマエースを一方的に通していく、というコンセプト。所謂打開ダイマ。ニンフィアが①弱点少ない②削り性能高い③欠伸もあると環境的になかなか強いって思って組んだんだと思う。(うろ覚え)バンドリミラーに自信がなかったのでアッキ蓄えるカバルドン+シュカドリュウズ。
オフ会ではビエラカエール732ピカソといった世界勢が大集結する鬼のような予選ブロックに放り込まれてしまったが、予選抜けできたのでけっこう嬉しかった。一緒に予選抜けた732と「これ俺らDay2権利貰ってもいいだろ」ってずっと言っていたフレ戦での勝率もかなり高かったので完成度は高かったのだと思うが、ロトムが増えすぎてカバルドンが仕事できなくなったり、VSアイアントに不安しかなかったりでINCには持ち込まなかった。
じーんさんにこの構築の後発ダイマコンセプトの事を話したら「わかってんじゃん」みたいな反応してくれたのでホッとした。
③INC February使用構築(40位)
VGC2020初のINCに持ち込んだ構築。大好きなドラパルト+水ダイマ+トリックルームが詰まったファントムビート。今年の自作構築はこれの色を多少なりとも引き継いだものが多い。
ダイマミロカロスの強さに気づけたのはよかったが、今思うとミロカロスを通すにしてもドラパルトを通すにしても中途半端になってしまっていた。カエールパと6体被りでびっくりした。でも自分の本来やりたかったのはアルカナパの方向性に近かったかも。2人とも構築の完成度や環境読みが自分より遥かに高くて萎えてしまった。
が、それよりも最後数戦潜るの渋ったせいで予選落ちしたことには本当に萎えた。今年一後悔した出来事だったが、僕は敗北から学ぶ生物なのでこの後絶対にリベンジすると心に決めた。
④INC April使用構築(9位)
2月の雪辱を果たすことに成功したファントムビート第二弾。様々な人が思いついた強い要素をかき集め、最後に襷セキタンザンとかいう史上最高に頭が悪い生物をぶち込むことで完成した。構築の一番強いパーツだったアシレーヌ+鉄壁ナットレイのアイデアは日本チャンピオンのシャンディさんから参考にさせてもらった。感謝。所見殺し性能・ネット予選への適正に限って言えば最強クラスの構築ができたと思う。
完成したのが直前で調整する時間はあまりなかったのだが、使用者はみんなめちゃくちゃ勝ててたので本当に構築が強かったんだなーと。INCで勝ち抜くには
・構築の完成度
・プレイヤースキル
・その構築の熟練度
の3つのうち2つが満たせていればなんとかなる説が自分の中で濃厚になっている。本当かはまだわからない。
⑤PJNO Best16&ランクバトル シーズン7最終2位。
鎧環境第一弾構築。バナコーが強そうってところから組み始め、新要素も満載の構築にしたが、蓋をあけてみればただただHBコータスが強いだけだった...ランクマではエルフーン+エースバーンが多く、それらをカモりまくったおかげでめちゃくちゃ勝てたが、PJNOでは参加者の構築に隙がなく全体的に苦戦を強いられた。トリルに拘りすぎずにバナコー+キッス+バンギサマヨみたいな形で仕上げられてたらもっと勝ててたかもなあ..
ちなみに全国大会3回連続の予選抜け&TOP8ならず。いい加減Day2から参加したいし来年こそはこの壁を破らねば...予選抜け決まったらホッとしちゃって決勝トーナメントでプレミするのが自分の悪い癖なので、そこを治したい。
⑥日本一決定戦9位
ファントムビート最終回。マジで丸い形に収まってしまったのだが、練度が高くて一番信頼が置けるし、これで負けても後悔はない、ってくらい思い入れはあったので持ち込んだ。当日の試合中の運が散々なことに加え、勝ち確試合で強制終了バグが発生して試合がカウントされなくなるといった不運も重なったが、それでも50位以内は入れたことに関しては自分を褒めてあげたい。
食わず嫌いしていた珠ドラパルトとも和解できたし、ダイマを切るべきタイミングの見極め方も学習できたとことはよかった。ドラテラ御三家使ってるの自分くらいだろうと思っていたら皆こっそり使っていたらしく、自分以外にも4人くらいいて驚いた。
⑦ランクバトル シーズン9最終1位!!!
初の最終1位をとれてめちゃくちゃ嬉しかった。自分はこれまでは「あくまでBO3の世界大会で結果を出すのが目的だから、レートやランクマをやりこむ意味はそこまでない」派だったのだが、「ランクマで1位もとれないやつが世界大会で1位狙う資格なんてあるのか???」と思い始める。安定して全国大会で一定の成果を出せるようにはなったものの、そこから先にいけていない感があり、「ここで一度殻を破るために今までできなかった何かを達成しよう」と思い、ランクマで最終1位を取ることを第一目標とした。なので達成できて本当によかった。
見る人が見ればわかるのだが、アカヌマくんが日本一決定戦本戦で使い、来年の全国大会の権利を達成した構築のメンツをそのまま使わせてもらい、中身をランクマ仕様・自分の好みにあうように少し変えた。構築を見たときから「これ強そう!!」となって試しで使ってみたのだが、本当に強かった。
・環境メタ
・純粋な構築パワー
・8世代のシステムを存分に活かした編成
・不利状況でも最後までじゃんけんを仕掛けてひっくり返せる
これらの要素が非常に優れていた。回しはじめは慣れずに勝ち負けを繰り返していたが、慣れてからは一桁順位でもほぼ負けなしになった。8世代に苦手意識を持っている人には一度触れておくことをおすすめしたい...って言いたいところだけど環境が変わってしまいましたね...人の構築だし記事書かなくてもいいかなーって思ってたんですが、本人が書くようだったら便乗して使用感中心の記事とか書くかも。
こう振り返ってみると、これまでのルールより数多くの構築をちゃんと使いこめていたと思う。あと、自分で考えるだけじゃなくて他の人と意見交換したり、他の人のつよい要素をどんどん吸収していくことはこれまでの比にならないくらいできていたと思うので、今後も継続して取り組んでいきたいですね。
あと、「人の意見を否定するのは自分でも試してから」が重要であるとも感じました。このルール、ハタから見たらバカに見えるモノでも意外と強いというパターンが多いので、頭が固いとついていくのが難しいんだろうなっていうのは感じてた。
実際、最初にアルカナさんの襷バンギラスを初めて聞いた時は「どこが強いんだろう???」って疑問しかなかったのですが、記事読んで使ったらマジで強かったりとか。
INCで自分が使った襷セキタンザンも、弱そうにしか見えないけどある条件を満たせば強くて、予選を抜けるための重要なピースになったりだとか。とにかく試すモンは一度試す精神が大事だと思いました。このゲーム、起源を主張するだけの人が勝つのではなく、それをうまく使った人は勝つゲームなので、先人の知恵は使い得ですね。今後も存分に使っていこうと思います。
あと、新環境の考察が進んでいないので話し相手も絶賛募集中です。いい構築案募集してます。