リンヤの旅路

自己満ブログ

INC F使用構築(最高最終レート1828) ファントムビートダウン&反省会

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新作一発目のINC、お疲れ様でした。僕は33-7でレート1828まで漕ぎ着けましたが、そこで止めた結果後続の追い上げに飲まれて最終順位は(推定)40位前後となってしまいました。
 
 
 
 
 
構築もプレイングも悪くなかっただけに、最後に油断してしまい足元をすくわれ本当に悔しくて悔しくて仕方ないのですが、僕は敗北を糧に成長する生き物なのでこの悔しさをバネにすべく反省会をします。なので構築記事要素は低めです。(ごめんなさい)外人が上位に10人くらいいたとか何かの間違いで抜けてたら補足するかもしれません。
 
 
 
 
 
【構築経緯・概要】
 
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ある程度VGC2020の環境が固まってきたため、メジャーな構築に有利をとれるような構築を組もうと意識しました。INCの日程が発表された段階で環境を支配していたのは
 
 
 
 
 
・バンドリキッス
エルフーンジュラルドンリザードン
・インテレオン+オーロンゲ・バイバニラ
 
 
 
 
 
といったところでした。これらに有利になれる要素を考えたところ、強力な水タイプの通りがよいことに気づきました。
ダイマックスしたロトムミロカロスダイマドサイドンの攻撃を耐えつつ返しのダイストリームをうちこめる
ダイマインテレオンに殴り勝てる
・持ち物や手助け等の補正があればダイマリザードンを倒せる
・特殊耐久の低いアイアントに致命傷を与えられる
・バンドリにはいわずもがな有利
 
 
 
 
 
 
といったように、メジャーな構築の核となるポケモンに優位をとれます。特に、構築を考える際に毎度頭を悩ませるドサイドントリパと戦えそうなのが好印象でした。そこで、使用可能な水タイプの中でも、火力耐久素早さのラインが優れていてどのような構築にも組み込めそうなミロカロスロトムをいれようと決めました。
 
ロトムはここ最近で急激に評価をあげており、実際強力なことは自分で使っていても理解できましたが、リザードンとジュラルドンが同居している構築に役割を遂行できるかが不安だったため、リザードンとジュラルドンをまとめて相手とれ、特性勝気のおかげでドラパルトにも強いミロカロスをチョイス。
 
流れてくる構築記事を眺めていると眼鏡ミロカロスサマヨールを組み込んだものが多かったですよね。ダイアークやダイホロウといったデバフ技を誘いやすいサマヨールとそれを餌にできるミロカロスの組み合わせは本当に強い。しかし、僕はミロカロスにはジュラルドンを倒してもらいたかったため、ダイアースを使えるようにマッドショットを搭載させました。
 
 
そもそもミロカロスのダイアースなんてランクマ数百戦やって一回しかくらったことがなく、そもそも何を媒体にしているのかもわからなかったですが…実際使ってみると、ジュラルドンを安全に、一方的に攻撃できるだけでなく、自身のDをあげて詰め筋になれる点が非常に強力なでした。
 
というわけでミロカロスサマヨールを採用。素だと火力も素早さも半端なミロカロスを手助けやトリルでサポートできるのが強い。
 
 
ここから補完枠を考えます。ミロカロスは相手の弱点をつけると非常に強力なポケモンですが、逆に弱点をつかないと火力は足りません。下手するとダイマターン中に相手を誰も倒せなかった、というケースもあります。そこで、ミロカロスの通りが悪い相手には「あらゆるポケモンをなぎ倒すパワー」を持つポケモンが補完として求められます。
 
そこで白羽の矢がたったのはドラパルトです。ダイホロウ連打であらゆるポケモンをなぎ倒せる上、ミロカロスがダメージを与えにくいロトムトリトドンブルンゲルに強い。逆にドラパルトが激しく呼ぶジュラルドンにはミロカロスが強いといった形で互いの苦手な範囲をカバーできています。
 
ここまではものすごく合理的に考えましたが、ミミッキュは「ドラパルトミミッキュでダイホロウじゃれつくしてたら絶対強いだろw」って軽いノリでいれました。軽いノリでいれた割にはめっちゃ活躍したしウドハンで数多のロトムを葬り去ってくれたしなんかキツい相手でもどうにかしてくれるしでいれて正解でした。
 
残り2枠には
・VSバンドリをもうちょい楽にしたい
・催眠ミロカロスがゲロ重
・アーマアガアが無理
ニンフィアもキツい
ダイマキッスと殴りあえるのがミロしかおらん
 
といった要望を叶えてくれるポケモンを。色々試した結果ウインディナットレイが入りました。ちなみにナットレイは本番2日前までダダリンでした。ダダリンは完全に置物でしたがナットレイはエースでした。
 
この流れだと個別解説…っていきたいところだけどまあ構築経緯でだいたい書きたいこと書いたしあくまで反省会なので省略。なんでこの技構成なのとか配分とか知りたい人は質問頂ければ答えます。
 
 
 
 
【反省会】
 
こっからが本題。なぜ結果が伴わなかったのか…まず構築の強さがどうなんだよってところですが、これに関しては間違いなく強かったです。本番1週間前でランクマ1位〜3位キープできるレベルには。
 
とはいっても弱点はありまして、ピントレンズ持ちのダイマトゲキッスがめちゃくちゃ重いです。うまいことトリルはってミロナットで殴れば勝てるのですが、それまでに急所当てられすぎるとダメージレースで不利とるので。何がアレってピントレンズキッスって何も考えないで使ってもクソ強いんですよね。憎らしいことに。まあそれが今回の失敗の一因にもなるといえばなるのですが…
 
 
実際今回潜ってみて、これまでのINCのような「旅パ」「明らかなカモ構築」というのは一切見当たらなかったです。なんなら1400台ですらリザードンヤミラミとか使ってましたからね。そのためスタート時から1800↑までレートをあげるのに全体的に苦労しました。一時、相手があまり強くないレート帯があって少し休憩できたのですが、そっからは怒涛のバンドリキッスラッシュ。どれも非常に苦戦はしたものの勝ち星は順調にあげることができました。
 
で、1回1820にタッチして、負けて、2勝して1828。残り5膳。2日目の深夜時点では4位でした。ここまでで自分のマッチングもあまりよくなく、追い上げがあったとしても30位以内は入れているだろうと油断し、潜るROMを変えてしまいました…。結局もう片方は集中力切れとあり結果はさっぱり。最初に潜った方を見守る形となりましたが、朝6時頃に順位を見たら30位を下回ってて絶望しました…(夜中の2時だと20位くらいだった)
 
 
対戦結果自体は悪くなかったのになぜこのようなことになってしまったのか…その理由は「慢心」、これに尽きます。
 
自分はここ2年はその年のINCで最初に抜けることができており、ボーダーも毎回ほぼピッタリ当ててきました。加えて今回は構築の強さ、自分のプレイングもこれまでに比べて洗練されていると感じており、「自分がボーダーを外すことはないだろう」「他の人の追い上げがあったとしても自分を抜かす人は限られてくるだろう」と、悪い意味で自分を信用してしまいました。
 
というより、「自分に自信があるんだったら残り5戦最後まで潜って本当に絶対安全て言えるところまでいけよ」って感じですよね。矛盾してます。前述の通り、構築としての強さは感じていたものの、格差マッチングで負ける恐怖も実際ありました。その直前の試合でも200近くレートが離れてるピントレンズキッス構築に苦戦を強いられ、ギリギリで勝ったということもあり、集中力、体力も尽きてしまっていました。そこで自分の弱さが出てしまった。
 
 
今思い返すとVGC2017の年も、レート2000達成・ぽちゃオフ優勝・バトルロードグロリア本戦出場とかなり成果が出せていました。それ故に自分を過剰に評価してしまい、「JCSもぬけられるだろう」となぜか思い込んでしまっていた。その結果上位陣の構築の完成度とは比べものにならないほど不完全な構築で挑んでしまい、惨敗。苦い思い出です。でもあの時の悔しさ、自分への怒りがあるからこそここまで強くなれた。世界大会に2回出場し、どちらもDAY2まで進めた。そうとも断言できます。
 
確かにネット予選の結果はダメだったとしても、3年前と今の自分は比べ物にならないほど成長したと思います。構築もプレイングも心も。でもどれか一つでも欠けたら駄目なんだなって改めて身に染みました。そしてこれほどの悔しさを味わうのも3年ぶりです。身体の中からズタズタに引き裂かれたかのように苦しくて悔しい。
 
…ここまで散々自分の悪口ばっかり書き連ねてきましたが、いいことも少しだけありました。僕が尊敬しており、目標としているとあるプレイヤーが僕の構築について「当たった中で1番強かったよ」と言ってくれたことです。まぁ彼がどれくらいのノリでそれを言ったのかはわからないですが、それが素直に嬉しかった。結果が伴わなくても、自分より強い人が認めてくれることで、「自分の考えや努力は間違ってなかった」と認識できました。ここは3年前の自分とは明らかに違うところでした。
 
 
なんか賢者モードに入ってダラダラと反省文書きましたが、これを記録に残す理由は前と同じく「絶対に同じ過ちを繰り返さない」ことに尽きます。
 
今回より潜るのを渋ってしまった結果が構築にあるとしたら、格下がどんなポケモンを使っても絶対に事故らない構築を作ればいいことですし、負ける恐怖があったとしてもそれを上回る自信があればいいだけのことです。残りの2回の予選で絶対にリベンジし、より強いTNリンヤとなって帰ってきたいと思います。